病気にならないための家づくり~リノベーションまずは断熱改修?~


病気にならないための家づくり~リノベーションまずは断熱改修?~

住まいの病、シックハウスという言葉はみなさんご存じだと思いますが、化学物質が健康にあたえる影響など調査研究によってほぼ明らかになり、その対策として10年以上前から化学物質の規制、換気義務など法律で定められました。
最近では、シックハウスに替わって温度の急変によるヒートショックの問題がクローズアップされています。
一般家庭内の事故は年々増えており特に浴室内の溺死事故の死者数は家庭内事故の4割、約6000人にもなっています。これは1年間の交通事故による死者数を超える勢いです。
この要因になっているのがヒートショックだと考えられています。家庭内での温度差により引き起こされているわけです。
このようなことから2年ほど前から「健康・省エネ住宅を推奨する国民会議」という組織が立上り、室内環境と健康との因果関係を実際のデータから検証し、医療機関と建築関係が一つになって研究し合う組織ができました。
長野県内では「信州の健康省エネ住宅を推進する会」として立上り、信州大学、建築関係14社、医療機関2社、報道関係1社で組織され、ミズケンもそのメンバーになっています。
まずは調査ということで、私どもの取り組みとしてはT様ご家族にモニターになって頂き、断熱改修前と後で健康(血圧等)にどのような変化があるかを実際のデータ取りをしました。一昨年の冬に腕時計のような測定機器を1週間程度身に着けて頂き、断熱改修後の昨年の冬にも同じように測定を行いました。長野県でのデータの解析は信州大学高木教授の元で行われていますが、全国からのデータも集約され、スマートウェルネス推進事業として継続中です。
実際のデータからも、やはり家庭内事故の入浴中の事故や起床時の事故の多くはヒートショックが原因だと結論付けています。
寒い脱衣室で服を脱ぎ暖かいお風呂に入る、真冬暖かい布団の中から寒い廊下を通ってトイレへ、短時間での温度変化、血圧の急激な上昇、ここに危ないが潜んでいるとしています。
室内温度を安定させることが健康増進につながり、住宅の断熱性能が居住者の健康状態に大きく影響していると今の段階でも結論付けています。
既存住宅の断熱改修の重要性が健康面からも実証されたといっても良いと思います。
環境省エネ面から見た断熱性能と合わせて、断熱改修は他のリフォームとは一線を引いて真っ先に取り組まなければならない重要なことかもしれません。

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ミズケンだより121社長

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